イー・ガーディアン株式会社(http://www.e-guardian.co.jp 東京都港区 代表取締役社長:高谷 康久 以下イー・ガーディアン)は、ブログサービスや画像共有サービスなどの個人向けサービスを展開するGMOメディア株式会社(http://www.gmo-media.jp 東京都渋谷区 代表取締役社長:森 輝幸 以下GMOメディア)に、コンテンツ連動型広告対策用画像フィルタリングシステム「ROKA SOLUTION」の導入を正式に決定致しました。
これまで、GMOメディアでは、コミュニティサービス「ティーカップ」やブログサービス「ヤプログ!」などにおいて、膨大な投稿画像を目視でパトロールしていましたが、今回「ROKA SOLUTION」を導入することにより、より迅速に、より広範囲に不適切画像を発見することが可能となります。
【導入の効果】
GMOメディアはイー・ガーディアンの「ROKA SOLUTION」を導入することで、コンテンツ連動型広告のPV数を最大化させることも可能となります。今まではユーザーの投稿後に目視で画像をチェックしていたため画像判定に時間がかかり、PVが最も高い時間帯に広告掲載することができず、約80%のPV機会を逃していました。
しかし、イー・ガーディアンの「ROKA SOLUTION」は、ほぼリアルタイムで投稿画像をチェックできるため、PV機会を逃すことなく広告効果を得ることができるようになります。
【運用フロー図】
【今後の両者の取り組み】
イー・ガーディアンは、GMOメディアに投稿された不適切コンテンツのハッシュデータ(※1)を教師データ(※2)として提供を受けることで、「ROKA SOLUTION」の精度を図ります。これにより、より多くの不適切画像をシステムに学習させることが可能となり、より精度の高いコンテンツ連動型広告対策用フィルタリングシステムを構築していきます。
※1 ハッシュデータ・・・画像の特徴点のみをテキスト化したデータあり、画像には戻せないもの
※2 教師データ・・・訓練データともいい、機械学習の仕組みを構築する際の初期学習用データ
また、GMOメディアは本技術を基盤に、ブログや掲示板などのCGMコンテンツに含まれる記事テキスト・コメントテキスト・画像などの構成要素を理解し、要素毎に判定を行う事によって、効率的かつ瞬時に広告表示に適切かどうかを判定するアドベリフィケーション機能を開発し、「CGM収益化支援ツール『アドベリ』」として社内で導入を開始します。
【運用フロー図】
【ROKA SOLUTIONについて】
画像フィルタリングシステムは投稿監視で10年のノウハウを持つイー・ガーディアンと、世界トップクラスの画像認識の機械学習システム(人工知能)を持つ東京大学大学院原田研究室(東京都文京区 総長:濱田純一、以下東京大学)が共同で開発した人工知能型画像認識システムです。
ROKA SOLUTIONは、大量の画像・動画データを目視により分類したものを教師データとして、コアエンジンに学習させます。その後、実際の対象画像・動画をシステムに判定させ、正しく判定できるかどうかを数値で評価し、間違っていれば自動学習するという作業を繰り返し行う事で判別能力を向上していきます。
当システムにより、インターネット上に増え続ける画像に対してNG画像OK画像を1枚につき約0.3秒で自動判別、把握をする事が可能となります。
(イー・ガーディアン、GMOメディアに 「コンテンツ連動型広告対策用画像フィルタリングシステム (ROKA SOLUTION)」の 提供を決定 広告効果の最大化と媒体の健全化に向けた対策を強化-(PDF:320KB)