イー・ガーディアン株式会社(http://www.e-guardian.co.jp/ 東京都港区 代表取締役社長:高谷 康久 以下、「イー・ガーディアン」)は、Facebook、Twitterなどインターネット上で話題となった事象や傾向を独自に調査し、その結果を「2017年ネットバズワードランキング」(201711日~20171115日)として発表いたします。  

 イー・ガーディアンは、投稿監視、風評調査、ソーシャルリスニングのリーディングカンパニーとして、安心・安全なインターネット環境の実現に向けサービスを提供しております。日々のソーシャルリスニングで蓄積したデータをベースに、イー・ガーディアンが今年広く報道されたワードを選出し独自で調査した結果、2017年度最も多く投稿された(バズった)ワード第1位は「プレミアムフライデー」、第2位は「◯◯に使っていいよ」、第3位は「ビットコイン」となりました。

  第1位の「プレミアムフライデー」は、毎月末の金曜日には必ずTwitterのトレンド入りをする等、継続的に一定量の投稿数をキープしたことが順位に影響したと考えられます。また、「プレミアムフライデーなのに残業だよ…」「毎日忖度ばかりしている。一度は忖度される側になってみたい」といった日々のつぶやきや愚痴として “自分事”化しやすいワードが上位にランクインする傾向が見られました。一方、政治関連で話題となった「このハゲー」「一線は越えていません」は、政治批評やネタ的に使用されるケースが中心となり、日常のシーンで使いやすい言葉では無かったのかランキングでは下位に沈みました。

2017年 ネットバズワードランキング】


【「○○に使っていいよ」、最も多くつぶやかれたシチュエーションは「食べる」】

62日に期間中最高となる約27万件の投稿数を記録、現在も1日平均23千件以上の投稿数

2位にランクインした「◯◯に使っていいよ」。今年2月にアイドルが様々なシチュエーションで「彼女と◯◯なうって使っていいよ」という定型文で投稿を続けたことがきっかけとなりワードが拡散されました。その後5月、声優がラジオ番組内で「彼氏とデートなう。に使っていいよ」と投稿したツイートが、19万リツイート36万いいねを記録し更に話題化、以降数日間に渡り声優やタレント、企業の公式アカウントが相次いで投稿する一大トレンドとなり、62日には調査期間中最高となる約27万件もの投稿数を記録しました。

【「○○に使っていいよ」投稿数推移】

10月以降はピーク時の夏に比べ投稿数は減少しましたが、現在でも1日平均23千件以上の投稿数をコンスタントに記録しています。「〇〇に使っていいよ」という一文を投稿に追加することで、ハードルの高い自撮り画像の投稿に対し抵抗感が薄まることもブームの一因となったのかもしれません。

「◯◯に使っていいよ」使用シチュエーションランキング第一位は「食べる」

続いて、「○○に使っていいよ」が使用されたシチュエーションを調査しました。「彼氏/彼女と◯◯なうに使っていいよ」が使用されたシチュエーション第1位は「食べる」となり、デートの定番である食事のシチュエーションに絡めてフレーズが多く使用されていることが分かりました。また、「勉強」が上位に入っていることから若年層、特に学生などを中心にフレーズが多く使用・拡散されたと考えられます。


【「彼氏/彼女と◯◯なうに使っていいよ」が使用されたシチュエーションランキング


【「ビットコイン」、最も投稿数が多かったのは価格暴落の瞬間、投稿内容は投機関連に移行傾向】

投稿数が最も多かったのは1112日「価格暴落」の瞬間

3位にランクインした「ビットコイン」。約3万件を記録し投稿数が最も多かったのは、1112日の「価格暴落」の瞬間だったことが判明しました。8月1日の「ビットコイン分裂」や9月15日の「中国仮想通過取引所閉鎖」などのタイミングでも投稿数が急伸しており、ビットコイン関連のニュースが投稿件数に与える影響の大きさが伺えます。

【投稿数推移と価格相場チャート】

 

■投稿内容は、ビットコインに対する疑問や興味から投機関連に徐々に移行

続いて、投稿内容を調査したところ、2017年前半は「ビットコインとは何なのか」「普通の通貨とどう違うのか」等、ビットコインそのものに対する疑問や興味、使用可能な店舗や使い方に関する話題が全体の半数以上を占める結果となりました。その後、6月以降は相場の盛り上がりと連動し、価格・値動きといった投機関連の話題が徐々に増加し、ビットコインが最高値を更新し続けた10月以降は大半が相場に関する内容となるなど、投稿内容にも変化が見られることが分かりました。

 

【投稿割合(全体・月別)】

 

【「AIスピーカー」、流行語大賞にノミネートで今年最多の投稿数を記録】

流行語大賞にノミネートで今年最大の投稿数を記録

8位にランクインした「AIスピーカー」。9月までは大きく話題になることはありませんでしたが、9月12日の大手IT企業の製品発表に合わせ投稿数が急激に増加、その後もワードが広くメディアで取り上げられるタイミングで件数を大きく伸ばしました。また、「AIスピーカー」が流行語大賞にノミネートされた11月9には投稿数が約9千件を記録し今年最多となりました。

【投稿数推移】

■話題の大半はAIスピーカーに対する期待・興味・疑問

 投稿内容を「音楽」「会話」「読み上げ」といったAIスピーカーの代表的な機能に対するポジネガで比較したところ、機能ごとの投稿傾向には大差がないことが判明しました。商品自体が発売直後や発売前ということもあり、使用の感想に関する投稿はほとんど無く、「AIスピーカーは気軽に音楽が聴けそうで欲しい」「AIスピーカー同士で会話させたら面白そう」「何ができるのかよくわからない」などの期待や興味、疑問の声が大部分を占めていることから、ワード自体は聞いたことがあるもののまだ“自分ごと”として捉えられていない状況であることが伺えます。今後更なる認知拡大やユーザー数増加が予測されることから来年度以降の投稿数増加に期待出来そうです。

 

 

【監修】イー・ガーディアン株式会社 ソーシャルリスニングチーム

月間1,000万件の投稿監視を実施するイー・ガーディアンの中で、企業の風評調査からソーシャルメディア運用、監視、カスタマーサポート、ソーシャルリスニング等、SNS関連業務に従事しているプロジェクトチーム。企業のSNS使用方法や炎上のメカニズム、その対策などのソーシャル対応をテーマにしたセミナー登壇など数々の実績をもつ。

 

<調査概要>

■調査期間:2017年11日~20171115

■調査メディア:5ch、Facebook、ブログ、Twitter
※「○○に使っていいよ」「ビットコイン」「AIスピーカー」の個別調査はサンプル10万件をベースとした推計値

■ワード選定方法:ソーシャルリスニングで蓄積したデータをもとに各ジャンルからバランスをよく抽出

■イー・ガーディアン株式会社について http://www.e-guardian.co.jp/

 1998年設立。2016年に東証一部上場。イー・ガーディアンは投稿監視、風評調査、ソーシャルリスニングのリーディングカンパニーとして、導入実績800社以上の基盤を誇る総合ネットセキュリティ企業です。事業領域は年々拡大しており、ゲームサポートやアド・プロセス、そして子会社化したEGセキュアソリューションズ株式会社との連携によるサイバーセキュリティ分野まで幅広く提案が可能。センターは、提携先をふくめてグループで国内5都市海外8都市19拠点の業界最大級の規模を有します。

【イー・ガーディアン株式会社 会社概要】

代表者       :代表取締役社長 高谷 康久

所在地       :東京都港区麻布十番1-2-3 プラスアストルビル4F          

設立          :1998年5月

資本金       :36,428万円(2017年9月末日現在)

業務内容    :ブログ・SNS・掲示板企画コンサルティング/リアルタイム投稿監視業務/ユーザーサポート業務/

      オンラインゲームカスタマーサポート業務/コンプライアンス対策・風評・トレンド調査業務/

      コミュニティサイト企画・サイト運営代行業務・広告審査代行サービス業務/人材派遣業務

URL          :http://www.e-guardian.co.jp/ 

【本件に関するお問合せ先】   イー・ガーディアン株式会社

TEL    :03-5575-2561          FAX     :03-5575-0621

Mail    :info(アットマーク)e-guardian.co.jp  広報担当  :堀之内

 

【本リリースのPDF版は下記をご覧ください】

イー・ガーディアン実施「2017年ネットバズワードランキング」 -(PDF:747KB)