投稿監視とは「インターネット上に書き込まれた文章を”ただ”読んでいる」と思われている方が多いかもしれません。
しかし、実際には投稿監視のために開発されたシステムを使って 、インターネット上に書き込まれた文章や画像などを監視しています。手前味噌になりますが、これが非常に便利で使いやすいものです。
投稿監視専用のシステムを利用せずに投稿監視をするということは、エクセルに数字を打ち込んで、電卓をつかって計算することと同じくらい非効率です。
■ 「投稿監視専用システム」が必要な3つの理由
イー・ガーディアンでは、「E-Trident(現:kotonashi)」という投稿監視専用システムを自社で開発し、導入しています。しかしながら、「投稿監視って言っても、インターネット読んでいるだけでしょ」と某掲示板で書き込まれているのを見かけて、人知れず枕を涙で濡らしたことがあります。確かに、そのように思われることも少なくありません。しかし、投稿監視専用システムは、プロフェッショナルの世界では「効率性」や「正確性」のために無くてはならない存在なのです。
投稿監視のための専用システムは、どのように便利なのでしょうか。数ある便利な点のなかから主だった3つの利点をご紹介したいと思います。
- 投稿をステータス別に管理できる(「未監視」「掲載」「非掲載」「保留」など)
- 投稿を時系列で読むことができる
- 要注意ワードをどのパソコンからでも「ハイライト表示」することができる
基本的にユーザー投稿型のコンテンツは、ユーザー向けのインターフェースで作成されています(当たり前ですが…)。そのため、自分が興味のない投稿は、未読のままとしていても、特に気に留めません。また、逆に興味のある投稿は、ブックマークしておけば良いのです。しかし、投稿監視となると、基本的にはすべての投稿を確認する必要があります。「この投稿、監視したっけ?」「あれ、投稿消したらデータが消えてしまってどんな内容だったかわからなくなったぞ」などの問題が発生します。「投稿監視専用システム」は、投稿ひとつひとつを「掲載」「非掲載」「保留」といったステータスに振り分けることができ、投稿を効率的に管理・保持できるのです。
「いやいや、投稿って時系列に並ぶのが普通でしょ?」と思われるかもしれません。しかし、考えてみてください。スレッドがテーマ別にいくつかあったとして、各スレッドについたレス投稿をその都度、「探しに行く」という作業が発生します。システムを利用すると、「未監視」ステータスに、自動で最新の投稿を分類・表示することができるので、最新の投稿だけを見ていくのであればそこだけ(このケースでは「未監視」を)、定期的に見ていれば良いのです。
「投稿監視専用システム」はあらかじめ気になるワード(例:「殺す」など)を登録しておくことにより、該当ワードを含む投稿があった際に、そのワードをハイライト(強調表示)してくれる機能を備えています。また、デバイスやブラウザなどに依存しないため、パソコンや作業場所が変更になったとしても、どこでも同じ機能を使うことができます。
「投稿監視専用システム」では、この他にも「複数名で監視を行ったときに、同じ投稿を読んでしまうリスクがない(ダブらない)」「ワードフィルタリングを併用することで監視件数を調整できる(コストコントロールできる)」「担当者毎にIDを発行できるので、誰がどこを担当したかがすぐに分かる(作業の見える化)」など、さまざまな専用機能が付いています。
これは、投稿監視のプロフェッショナルとしてのノウハウの結晶でもあります。ユーザー目線で投稿を読むことはあっても、「投稿監視」という視点で投稿を読まないと、気づかないことが沢山あります。
また、日々インターネットの世界では、新たなスラングがうまれては、変化しています。私たちの「投稿監視専用システム」も一度作って終わり、ではなく、今現在も成長し続けています。効率よく、正確に、を求めるのであれば、投稿監視こそ、専用のシステムを導入することをおすすめします。