弊社でも、いろいろな企業様から依頼のもと、ソーシャルリスニングのサービスを実施しています。
ひと言にソーシャルリスニングといっても大きく3つのステップに分かれます。
①仮説設定 ②データ収集設計 ③データ分析&レポート
①についてはクライアント企業様の目的に応じて仮説を立てます。
②についてはクチコミ係長や見える化エンジンなど目的に応じた専門のツールを使うケースが多いです。
そして弊社が特に力を入れているのが ③の データ分析&レポートです。
いろいろなツールを駆使して集めてきたデータをそのまま集計してもなかなか意味がある結果が出ないことがほとんどです。
なぜか?
ソーシャルリスニングのデータは、定性データであり、特に様々な文脈で語られていることが常で、簡単に機械で自動判定するのが難しい現実があります。
そこで、収集してきたソーシャル上のデータを、整える作業が必要になり、その作業をデータクレンジング作業といいます。
■データクレンジングとは??
一般的には「データベースの中から誤りや重複を洗い出し、異質なデータを取り除いて整理すること(出典:デジタル大辞泉)」と言われますが、弊社ではソーシャルリスニングにおける下準備(=機械で自動判定するのが難しい本来の目的に合致しないデータを除外していくこと)を指します。
データクレンジングをやっておかないと、わりといい値段で専用ツールを契約しても宝の持ち腐れになってしまいますので、非常にもったいないです。
例えばですが、データクレンジングをやった場合と、そうでない場合とでは、データの量がかなり違ってきます(下記図参照)。当たり前ですが、分析はデータを元に実施するので、これほどの差が出れば、結果も違ってきます。
【図】データクレンジングの過程イメージ
いかがでしたでしょうか。データクレンジング、地味な作業ですが、非常に重要な作業です。めげずに実施するようにしましょう。
また、ソーシャル上のデータは定性データですが、内容を理解した上でデータクレンジングしておくと、定量データ化することができます。ソーシャルデータを定量データ化しておくと、他の定量データとの相関分析が可能になります。そのあたりの分析はまた別のブログでご紹介します。
イー・ガーディアンではそのような、ソーシャル上のデータを分析するソーシャルリスニング、VOC分析サービスを提供していますので、ご興味ある方はぜひ。