先日、とあるお客様とのお打ち合わせ中に、「某掲示板に実装前の新規ガチャのラインナップが展開されてしまっていて、困っている。」というお話をいただきました。

最近、一部の悪質なお客様からのこういった違反行為に対するご相談をいただくことが、正直増えているな~。と思っていた矢先でもあったため、印象深かったことを覚えています。

ゲームバランスを崩壊させかねない、大きな問題ですから、こういった行為に頭を悩ませている運営の方も多いのではないでしょうか。

悩み

事実、そういった背景もあってか、弊社へ「監視」のご依頼をいただくケースが増えています。せっかくですので、今回、ゲームにおける「監視」とはどういったものがあるのか、またその必要性についてもお話できればと思います。

まず、監視は大きく以下の2パターンに分けられます。

  • パターンA:自社メディアにおける監視
  • パターンB:外部メディアにおける監視

パターンAは公式X(旧Twitter)やFacebook、ゲーム内のチャットや掲示板などが該当し、パターンBは5chやyahoo!掲示板などの外部掲示板、個人利用でのX(旧Twitter)やブログ、Lobiなどが当たります。

両パターンともに、『バグや不具合の検知』、『VOCの収集(ゲームへのご意見・ご要望)』などを把握することを目的に監視することが多いのですが、その中でもパターンAにおいては、ゲーム内チャットや掲示板内での『迷惑行為』や『荒らし行為』なども合わせて確認することがあります。これは問題投稿の削除の他に、違反ユーザーへの警告文の送付や最悪アカウントのBAN対応なども行いますので、お客様の状況をしっかりと把握して、ゲーム品質を低下させるようなものを除外する、または改善させるといった「ゲーム品質の向上」を目的とした攻めの運用を監視から行っていると言ってもよいかもしれませんね。

では、冒頭でも問題となったゲームバランスを崩壊させかねない、いわゆる「チート」や「バグ」を利用した違反行為は、どこで明るみとなるのでしょうか。それは、パターンBのような比較的運営の目に止まりにくい場所で行われることが圧倒的に多いです。また、これはカスタマーサポートでも同じことが言え、ご意見ご要望やバグの報告はいただけても、違反行為に関してはほぼ寄せられません。(極稀に親切なお客様より通報という形でいただけることがあるくらいです。)

よって、パターンBは前述の「ゲーム品質の向上」に加え、「ゲーム品質の担保」といった守りの運用という観点で必要となってきているのかもしれません。

これまでは、どちらかと言うとパターンAのケースでのご依頼をいただくことが多かったのですが、最近は上記背景も踏まえ、パターンA+Bにてご依頼をいただくことが増えています。一部、商用目的などでゲームを利用される悪質なお客様が全体的に増えているということも、もしかすると、こういった悪質行為が増加している要因としてあげられるかもしれません。今後、より注視していく必要がありそうです。

尚、余談となりますが、弊社ではこういった監視に加え、アプリの脆弱性診断など、サイバーセキュリティ対策を同時に実施することができます。

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こちらは、また次の機会にでもお話できればと思います。

もしこういったお悩みをお持ちであれば、まずはトライアルにて、そもそも貴社ゲームがどのようなご状況にあるか、「診断」という観点でぜひ、本監視の導入を検討されてみてはいかがでしょうか?まずは、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

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