こんにちは!イー・ガーディアン ソーシャルメディアチームです。
ソーシャルリスニング第14弾は、SNSでも大きく盛り上がったオリンピック開会式について!リアルタイムでの話題状況を調査してみました。
■『ドラクエ』で盛り上がりが最高潮に
先日閉幕を迎えたオリンピックですが、全日程の中でもTwitter特有の話題化が現れた場面が開会式でした。世帯視聴率が56.4%、個人視聴率が40.0%(ビデオリサーチ社調べ)ととても大きな注目を集めましたが、リアルタイムではどんな反応が寄せられていたのか?放送中の毎分話題推移がこちらです。
※調査期間:2021年7月23日 18:00 ~ 7月24日 2:00 (毎分)
※調査媒体:Twitter
※RT数を除く
※キーワード:"開会式" OR "#開会式"
もっとも話題の増加が見られた場面は、ドラゴンクエスト「序章:ロトのテーマ」が流れた選手入場開始の瞬間で、「開会式」を含むコメントは1分間で約9,000件が投稿されました。オープニングパフォーマンスに関しては、前衛的な演出にイマイチ乗りきれないユーザーの声も目立っていましたが、『ドラクエ』の演奏が始まった瞬間に盛り上がりが最高潮に到達。そこからゲーム音楽が切り替わる度に多くのリアクションが投稿され、曲順が2週目に突入した段階でやっと話題量の下降が見られました。
すぎやまこういちさんがFCの時代に「ゲーム音楽はいずれオーケストラで演奏される」って言ってたのがそれが実現して今本人が作曲したドラクエの曲がオリンピックの入場曲になるって本当ゲーム音楽すごいところまできたんだな……
— 🐰阿部いのり🐰新作出ました (@abe_inori) July 23, 2021
開会式終盤では、大会関係者のスピーチが「長すぎる」と話題になりました。スピーチ開始直後は一度話題量が減少しており、恐らく真剣に耳を傾けている視聴者も多かったのでしょう。しかし、開始5分を超えたあたりから徐々に退屈を訴える声が増加。SNSに文句が寄せられないスピーチの尺は、〈長くても5分〉が限度のようです。
「スピーチがつまらなくて長いのは日本人だけ」が幻想だと教えてくれるバッハ
— うまみゃん/辰巳JUNK (@TTMJUNK) July 23, 2021
また開会式でのパフォーマンスをきっかけに大きな注目を集めた『ピクトグラム』。開会式の翌日以降、一般ユーザーによって日常の場面などをピクトグラム化したイラストが多く投稿されています。拡散投稿も多く、この『ピクトグラム化』は今年を代表するTwitterの流行の一つとなりそうです。
ママリンピック(パパリンピック)2020競技種目一覧
— えぽ (@aiuepo615) July 27, 2021
ピクトグラム pic.twitter.com/5SWEupROVW
お盆のピクトグラム ~お坊さん編~ pic.twitter.com/PbclB7eB1E
— 松崎智海(非売品僧侶)@『「鬼滅の刃」で学ぶ はじめての仏教』発売中 (@matsuzakichikai) August 13, 2021
■感想はポジティブが中心
開会式放送時間帯に投稿された「開会式」を含むツイートは、約133万件。その中で頻出された、ポジティブ/ネガティブな感性を含む単語をリストアップしました。
※調査期間:2021年7月23日 18:00 ~7月24日 2:00
※調査媒体:Twitter
※RT数を除く
※キーワード:"開会式" OR "#開会式"
※ツールにより選出された頻出単語から、感性を含む単語を選別
以上、「よかった」「面白い」「ありがとう」など、感想としてはポジティブな声が中心。オリンピックの開催については様々な声もありましたが、放送中は純粋に楽しむ視聴者の声が中心となっています。また、「なんだかんだ」を含む投稿は1.2万件ほど投稿されており、「なんだかんだ見ちゃった」との声や、混乱や不安が広がる中でも、当日を迎えられたことに「なんだかんだよかった」と安堵する様子も多く見られました。
オリンピック興味ない→開会式見ながら号泣
— あおの27 (@AoAono_27) July 23, 2021
オリンピックようやくだね😭
なんだかんだ嬉しさを噛み締める今#Tokyo2020#オリンピック開会式
■世界各国での話題量は?
では、この盛り上がりは世界共通だったのでしょうか。主要10言語で「開会式」を含む投稿を抽出し、国別に話題割合を比較してみました。
※調査期間:2021年7月23日 0:00 ~ 7月24日 0:00 (JST)
※調査媒体:Twitter
※RT数を除く
※キーワード:"開会式" OR "#開会式"
※調査言語:日本語/英語/スペイン語/フランス語/ドイツ語/ポルトガル語/中国語/韓国語/ロシア語/ヒンディー語
※国判定はツールによる自動判別
投稿数の割合は開催国である日本が84%と圧倒的な量となっており、2位は前回大会の開催国であるブラジル。次いでアメリカ、イギリス、オーストラリア、インドという結果となりました。
これらの国はTwitterのアクティブユーザー数においても上位国ですが、ユーザー数1位のアメリカを抑えブラジルが2位という結果となったのは、前回大会の開催国として関心が寄せられていたからかもしれません。
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■注釈
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