こんにちは!イー・ガーディアン ゲームリサーチチームです。
今回は前回の記事(ゲームの発展にはDiscordを活用したカスタマーサポートが不可欠<前編>)で触れた、Discord内のカスタマーサポートについて、「ログが残らない」「リソースが足りない」などの課題にどう対処するのか、実践的な記事となります。一歩進んだ、新たなカスタマーサポート領域に切り込んでいきますので、是非ご覧ください。
Discord運用に関するこれまでの記事
・早期のDiscord運用がゲーム運営を成功に導く?!
・Discord運用を活性化させる“カギ”とは?<前編>
・Discord運用を活性化させる“カギ”とは?<後編>
・ゲームの発展にはDiscordを活用したカスタマーサポートが不可欠<前編>
■おさらい①:Discordのカスタマーサポートの現状は?そもそも対応するべきか?
前回の記事でDiscordのカスタマーサポートは、現状で国内8%程度、海外でも19%程度の実施率であることをご説明しましたが、やはり「対応するべきか?」という問いには自信を持って「Yes」と答えます。
Discordユーザーの特徴としては、下記が挙げられます。
- そのゲームの「コアユーザー」である(若しくはその予備軍である)
- 攻略/イベントなど「より速い情報収集」を望んでいる
- つまり、より深くゲームを楽しみ、発信/拡散している
このような「優良」なユーザー層に直接且つピンポイントにアプローチできるプラットフォームはDiscord以外ありません。古くはIRC(Internet Relay Chat)やTeamSpeakなど似たようなコンセプトのアプリケーションがありましたが、その集大成のようなものがまさにDiscordであると言えます。
■おさらい②:カスタマーサポート用のBOTにログが残らない=対応しにくい現状
Discordがそこまで重要なプラットフォームであるなら、今すぐにでもカスタマーサポートを行うべきですが、そこで必要なのがお問い合わせを実現するBOTです。
有名なBOTにTicket ToolやModMailなどがありますが、双方ともに下記のような非常に大きな課題がありました。
- 過去ログを残せない(もしくは非常に閲覧し難い)
- 海外製のため運営側とのコミュニケーションに不安が残る
- BOTのサーバーがダウンした際などの対応に不安が残る
弊社は業界でもいち早く、2021年からDiscordサポートを開始しております。その中で、この課題の影響によりいくつものタイトルがカスタマーサポートを断念してきた経緯を目の当たりにしてきました。
では、どうすればいいのか?ここから本題です。
■イー・ガーディアンでは、全ての課題を解決するBOTを開発しました!!
弊社ではこのような大きな機会損失を止めるため、カスタマーサポートの現場と共同で、「EG Discord Tool(仮称)」を開発しました。
本BOTは、ログ管理機能や安心安全のフォロー体制などのような既存BOTでは提供されていない下記機能を網羅したカスタマーサポートBOTです。
【カスタマーサポートの必須機能】
- WebUIを用いたログ取得(画像含む)・管理・検索機能
- WebUIを用いた各種カスタマイズ機能
- ログデータのCSV出力機能
- Discordチャンネル作成制限回避機能
- 品質アンケート機能
【安心・安全のアフターフォロー】
- 専用サーバーによる安定動作
- 日本語+弊社担当者による専門的なテクニカルサポート
■メーラーと遜色ないログ閲覧機能とステータス確認で効率的なお問い合わせ対応
本BOTは、Ticket Toolと同様の挙動(お問い合わせボタンを押下するとお問い合わせすることができ、プライベートチャンネルが作成される)で疑似的なカスタマーサポートを実現します。
※画面は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。
Discord上にお問い合わせ窓口を設置
項目数は5つ(Discord仕様)まで。チャンネル名もカスタマイズ可能
Ticket Toolとの大きな違いは、一定のタイミングでログを取得し、WebUIで閲覧・管理・検索ができること。また、ユーザー名もサーバープロフィールではなく、DiscordのユーザーIDを引用するためユーザーの特定が容易です。同一ユーザーからこれまでどのようなお問い合わせがあったのかも、これですぐに確認することができます。
また、これまでのBOTではこの情報を保存しておくことができなかったため、エクセルやスプレッドシートなどに転記している場合がほとんどでした。これは、リソースを無駄に使うことになるだけでなく、転記ミスやログ削除など、人為的なミスの温床になります。「EG Discord Tool(仮称)」ではそういった無駄、リスクを徹底的に排除しています。
ログ閲覧画面
また、各ログの緑のプラスボタンをクリックすることにより、チャット形式でログを確認することができます。特にスクリーンショットを元画像サイズでログとして保存する機能は、専用サーバーを設置しているからこそ提供できる大きな特徴の一つです。
スクリーンショットもログとして全て保存
また、Discordの仕様に対する各種機能も充実しています。
- チャンネル数制限(500チャンネル)時のチケット自動削除機能+ログ保存
- 問い合わせ対応者ロールの管理機能
- BOT名/アイコンなどの変更
■「EG Discord Tool(仮称)」を利用することで、ストレスの無い「Discordカスタマーサポート」が可能
前回からDiscord上のカスタマーサポートにおける課題、そしてその解決方法を提示してきました。
【課題と解決】
- 過去ログを残せない(もしくは非常に閲覧し難い)
→「EG Discord Tool(仮称)」ならログを保存できる - 海外製のため運営側とのコミュニケーションに不安が残る
→日本語はもちろん、英語・中国語・韓国語など多言語に対応可能 - BOTのサーバーがダウンした際など対応に不安が残る
→イー・ガーディアンの専門チームがサポート
本BOTを利用することで、通常のメール・チャットサポートと同様に、過去ログを確認しながら適切な対応を行うことができます。
また、有事の際にも弊社がサポートいたしますので、Discord側の問題か否かの切り分けなどスムーズに行い、ユーザーへのアナウンスも迅速に行うことができます。
繰り返し申し上げておりますが、ゲームの長期に渡る運営、発展を考えるのであれば、Discord上のユーザーと対話できる機会をより身近にしていくことが必要です。いち早くDiscord運用をサービス化してきた弊社が、カスタマーサポートノウハウを詰め込んだ「EG Discord Tool」で徹底的にバックアップします。是非、この機会にDiscord運用とカスタマーサポートをご検討ください。
■イー・ガーディアンの「Discordトータルサポート」紹介はこちら