こんにちは!イー・ガーディアンの編集部です。

今回はイー・ガーディアンが実施している効率化や品質改善につなげるための「ツール×人」の取り組みと、具体的な自社開発ツールをいくつかご紹介していきます。

弊社では当たり前すぎて紹介できていなかったところでありますが、社内の開発メンバーにヒアリングしながらこんなツールもあったんだと個人的にも再確認する機会にもなりました。

ぜひ弊社の取り組みを最後まで読んでいただけますとうれしいです!

「ツール×人」の取り組み

イー・ガーディアンでは、ネットセキュリティを主軸に、投稿監視(モニタリング)、広告審査代行、カスタマーサポートなど様々なサービスを国内19拠点、オペレーター数2,000人以上の体制で提供しています。

創業以来年々事業が大きくなる中で、相対的に増える作業を効率的に行うために積極的なツールの活用が推奨されています。人が作業をするために発生してしまう”うっかり”ミスの逓減もできるため、安定した品質でのサービス提供にもつながっています。

ここで挙げるツールの中には、当社以外の企業が提供しているツールも含みますが、社内の開発チームが自社開発したツールも指します。

お客様の業務案件もしくは社内の業務要件をヒアリングをして、どんなツールが欲しいのか、ツール開発・実装が可能なのかをセッションした上で誕生する自社開発ツールですが、具体的にどんなものがあるのかを次でご紹介していきます。

具体的な自社開発ツールをご紹介

今回はお客様企業に提供しているサービス運営に役立っているツール3点、社員の業務効率化ツール1点を紹介していきます。

1、アノテーションツール

アノテーション(annotation)とは、英語で「注釈」や「注記」という意味をもつ言葉です。この意味が転じて、IT分野では「データに対して、メタデータと呼ばれる情報タグを付与する作業」を指してこの言葉が活用されています。

今回紹介するツールは特定の指定したワードをページから探し出し、タグの代わりに自動的にマーカーをつけるアノテーションツールとなります。

サンプルとして、「イー・ガーディアン」というワードをサイトからマーキングをしてみました。きちんと、マーキング理由を付箋で表示することもできます。

20240119devtool_01.png

こちらはサンプルですが、投稿監視(モニタリング)業務においてよく活用されており、プラットフォームは掲示板、レビューサイトなど各種サイトに対する様々な監視業務で導入機会が多いです。

また、マーカーのようにハイライトするだけでなく、キーワード自体の色を変えることも可能なのでサイトに応じて視認しやすいカラーの設定を行い、ツールを利用しています。

2、検索結果クローリングツール

検索エンジンの検索結果の中からタイトルとURLを抽出してCSVファイルに保存できるツールです。
自社のサービスや製品に関わる単語で検索した結果、

  • どういったサイトコンテンツが表示されているのか?
  • 依頼しているアフィリエイトサイトの効果はどのくらい出ているのか?
などのリスクチェックや効果検証を行うための前段として、都度気になるワードで手動で検索をして、タイトルとURLをまとめるよりも、ワンクリックでエクセルなどにまとめられるので、担当者の限られた時間を作業に使うのではなく分析に集中して使うことができます。

3、アプリレビュー取得ツール

各OSに応じたアプリ配信プラットフォームから、アプリに対する評価やレビューの投稿を自動取得するツールです。
評価点数やレビューは投稿内容に応じていつでも変動してしまうため、

  • いつ時点の評価なのか?
  • ユーザーからの質疑にきちんと回答できているのか?
  • どんな箇所の評価が高い/低いのか?
など、アプリレビューに関する様々な業務で活用されています。こちらもクローリングツールと同様で手動作業をワンクリックで完了できるため、担当者はお客様対応やレビュー分析に注力することができます。

4、アカウント作成自動効率化ツール

こちらは社内用ですが、情報システム部インフラチームの毎月の作業を効率化するツールとなります。どの企業でも、社員が新しく加わるたびに、PCアカウントの設定や社内フォルダのアクセス権付与、その他必要なサービスアカウントを新規作成する必要がありますが、手作業での設定は地味に時間がかかり非効率であると長らく課題となっていました。

特に弊社だと、人によって作成するアカウント条件が異なるため、設定ミスも誘発されやすい状況でした。しかし、市販のツールだとすべてを網羅することができないため、自社開発することになりました。

このツールは、作成したいアカウント条件を入れてクリックするだけで欲しいアカウントの作成が完了できます。これにより、アカウント作成にかかる作業工数を約60%削減につながっただけでなく、ミスのない設定ができるようになりました!

今後も変わらず業務改善!

今回、自社開発ツールとして4つを紹介しましたが、実はそれ以外にもまだまだありました…。 ただブログ文面の長さの関係もあり、今回は開発エンジニアからの推しをメインにご紹介させていただきました。今後の計画としてより効率的な動画チェックツールの開発や、生成AIを活用したさらなる開発工数の削減にも挑戦していきたいというお話もありましたので、完成しましたらまたブログでも紹介しますね!

また、社内ヒアリングをする中で、実際にツールを業務に導入した結果、どんな効率化・改善に至ったのかなどのさらに興味深いお話もありましたので、こちらは今後のブログで少しずつ紹介したいと思います!

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次回のブログ更新もお楽しみに!