NURO 光を中心とした通信サービスに加え、IoT、AI、ソリューションサービスなど多角的な事業を展開するソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社では、広告表現における訴求力の最大化とリスクヘッジの両立を目指し、2017年からイー・ガーディアンに「広告審査代行サービス」を依頼。導入した経緯や効果について マーケティング部の熊澤様にお話を伺いました。
導入の背景
導入の決め手は「費用対効果の高さ」と「柔軟性」
- 私が所属しているマーケティング部では、通信事業者としてより多くのお客様に快適な光回線環境を提供したい、NURO 光の良さを知ってもらいたいという思いでプロモーション活動を行っています。
- しかし昨今、景表法※1や電通法※2の改正などにより広告表示への規制が厳しくなっている中、訴求に重きを置きすぎると、誇大表現になってしまい違反リスクが高くなるので、そこはきちんとルールを順守しつつ訴求効果を最大にお客様にアプローチしていきたいと考え、広告の精査を強化することになりました。
- はじめは内製での対応を検討したのですが、知識もリソースも十分ではなく体制が盤石ではなかったことから外部にご協力いただきながら体制づくりをしていこうとなり、Web広告の知見と広告表示に関する審査実績がある企業を探しました。
- 検討した結果、提出されるマテリアルの質や対応範囲等を鑑みて費用対効果が一番高かったイー・ガーディアンさんにお願いすることにしました。最近は景表法※1等に対応したチェックツールも多いですが、ツールだと健康・美容系などには強いものの、NURO 光など通信系商材に特化したツールはなく、個別で開発するには初期費用がかなりかかってしまう点がネックでした。また、法改正がある度に社内の基準も更新するので、ツールで対応していると都度開発のための時間とお金がかかってしまいます。その点イー・ガーディアンさんの広告審査代行サービスは目視によるチェックで基準の変更にも柔軟に対応してくださるので非常に相性が良いと感じましたね。
- ※1 不当景品類及び不当表示防止法
※2 電気通信事業法 - イー・ガーディアンさんには2017年から継続して依頼しているのですが、これまで一度も大きなリスクに遭うことなくやってこられたので、改めて広告審査のプロの目でチェック・アドバイスしていただけているのはありがたいなと思っています。
- 弊社の場合、チェックすべきコンテンツは直販サイトだけでなく代理店サイトやアフィリエイトサイトなど膨大な量があり社内だけで対応するのは正直厳しいので、そこを一括でお願いできるのは非常に助かっています。
- 依頼する前までは、新規媒体の基準づくりに加えて各媒体のチェックにもかなり時間がとられていた状況でしたが、作業的な部分(基準に沿っているか/情報が古くないかのチェック)等任せられる部分は極力イー・ガーディアンさんに依頼するようにしたことで、社内工数がかなり減りました。そのおかげで、リソースに余裕が生まれ俯瞰した視点を持てるようになりました。グループ会社にも目を向け、業務改善や基準の統一化、新しい基準の調整などにも注力できています。
- これまでの訴求表現は、基準に合わせようとするあまり、逆にお客様から見にくく言いたいことも伝わりづらいコンテンツになってしまっていました。法令順守の側面からは良いものの、やはり事業者として、お客様にサービスの良さを伝えたい・知っていただきたいという思いがありますので、法令順守を念頭に置きつつも、訴求力の高い効果的な広告にするにはどうしたら良いかの部分を考えられる時間が出来たのはかなり大きいですね。
- 通信業界に限らずあらゆる業界で広告規制の温度感が高いので、弊社でもこまめに情報収集をしているのですが、イー・ガーディアンさんは沢山ナレッジをお持ちだと思うので、「リスクヘッジをしつつより訴求力を高める」ためにはどうしたら良いか、最新動向やトレンドなどを踏まえながら定期的に情報交換できる機会を設けていただけると嬉しいです。今後も末長くよろしくお願いいたします。