こんにちは!イー・ガーディアンのソーシャルメディアチームです。
 引き続き、ソーシャルリスニング第五弾は2019年のSNS上の流行語について。(因みに、前回の記事はこちらから)今回は”今年トレンドになった商材”に注目してみました。チーム内でノミネートを選出し、話題数を調査。【アニメ・ゲーム】【食べ物】【モノ】ごとに集計した結果を発表いたします!

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【アニメ・ゲーム部門】

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※調査期間:2019年1月1日~11月23日
※調査メディア:Twitter

≪ノミネート≫※五十音順

  • 「ケムリクサ」(アニメ)
  • 「さらざんまい」(アニメ)
  • 「天気の子」(アニメ映画)
  • 「ドラゴンクエストウォーク」(アプリゲーム)
  • 「プロメア」(アニメ映画)
  • 「名探偵コナン 紺青の拳」(アニメ映画)
  • 「リングフィット アドベンチャー」(ゲーム)
  •  アニメ・ゲーム部門で1位となったのは、今年4月のアニメ放送以降、話題沸騰中の『鬼滅の刃』。
    1月に月間7万件だった話題量は、劇場版の公開が発表された10月にはおよそ700万件と、なんとこの1年で100倍増という話題沸騰ぶりをみせています。年間では昨年のおよそ31倍にまで話題数が跳ね上がりました。連載自体は2016年からですが、今年になって映像化されSNSで拡散。すでに男女問わず幅広い層から支持されており、今後はドラゴンボール・ワンピースに続く国民的コミックとなることが期待されます。

    2位には、女性ファンを中心に人気上昇中の『ヒプノシスマイク』がランクイン。ドラマCDから発展したこちらの作品は、声優18名による本格的なラップバトルを売りとしている革新的なコンテンツで、今年は4thライブの開催や新ディビジョンの追加、また舞台化や待望のアニメ化の発表などで盛り上がりました。

    3位は、中国発のアプリゲーム『IdentityV 第五人格』。1人のハンターと4人のサバイバーで対戦する非対称対戦オンラインゲームで、昨年同社からリリースされブームとなった『荒野行動』同様、幅広い年代層や、普段ゲームに馴染みのないライト層まで取り込み、日本でも大ヒットとなっています。

    「ポケモン剣盾」は発売が11月なのにも関わらず既に年間ランキング4位にランクイン。 イヌヌワンやカポエラーのツイートが軒並みバズった他「しわしわピカチュウ」なども話題になり、ポケモンとSNSとの相性は今年も抜群でした。

    【食べ物部門】

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    ※調査期間:2019年1月1日~11月23日
    ※調査メディア:Twitter

    ≪ノミネート≫※五十音順

  • ラクレットチーズ
  • チーズティ
  • わらび餅
  • 食べ物部門は言うまでもなくタピオカが1位となり、2位のおよそ57倍という驚異的な話題量に。第3回のソーシャルリスニングでもご紹介したように、Twitterではポジティブな話題ばかりでなく、ごみのポイ捨て問題や健康面への懸念などが議論となった他、タピオカチャレンジ等、ネタとして盛り上がりをみせ、話題が話題を呼ぶ状況となりましたね。

    2位は韓国発のチーズドッグ。タピオカ同様インスタ映えのアイテムとして流行した他、Youtubeでも多くのユーチューバーが「作ってみた動画」や「ASMR動画」を投稿し知名度を上げました。

    3位には、料理研究家のリュウジさんがTwitter上で考案した、「じゃがりこ」と「さけるチーズ」で作るお手軽レシピ『じゃがアリゴ』がランクイン。

    料理系インフルエンサーとして大人気のリュウジさんですが、投稿の中でも、特に『じゃがアリゴ』は今年のチーズブームに乗って大ヒットとなり、なんと「スーパーからじゃがりこチーズ味が消えた」との報告も。

    そして番外編として、”令和”を象徴する商品として話題となったのは『明治プロビオヨーグルトR-1』。商品名が”R1(令和1年)”、さらには製造・販売元が“明治”であることに多くのユーザーが目を付け、中には改元を前にこんなチャレンジをしたユーザーもいました。

    食べ物部門は5位中3つがチーズを使った食べ物という結果に。タピオカの大流行に隠れ気味ですが、チーズに関しても今年を象徴するブームの一つと言えるでしょう。

    【モノ部門】

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    ※調査期間:2019年1月1日~11月23日
    ※調査メディア:Twitter

    ≪ノミネート≫※五十音順

  • キウイブラザーズフィギュア
  • セブンイレブンのスキンケア商品
  • リコーのハンディプリンター
  • 例のヒートテック
  • モノ部門1位は『養生テープ』。今年日本に上陸した超大型台風19号に対するせめてもの備えとして、窓ガラスの飛散防止に養生テープを買い求める人が急増し、数日間の話題だけで2019年のモノランキング首位となりました。Twitterを「情報のライフライン」として頼る人は多く、台風19号に際しても情報共有が盛んに行われました。一方で情報が錯綜する可能性もあり、非常時だからこそ冷静に正確さを吟味することも重要になりそうです。

    2位はIKEAにて販売されているサメのぬいぐるみ。昨年からじわじわと話題になってはいましたが、決定的なブームの発端は昨年末のこちらの投稿。

    海外での流行が拡散されると、日本でもサメを求めIKEAに駆け込む人が急増し、一時は一部の店舗で売り切れる事態に。その人気は12月に入った現在も継続中で、動物ネタ同様に癒しをもたらすブームとなりました。

    3位の『ハンディファン』は今年全国的に大流行したアイテムですが、SNSでもアウトドアや野外イベントに参加する際の活用術などが投稿され、”この夏の必須アイテム”としてのイメージが定着したようです。

    企業・店舗名のため、今回は番外としましたが「ワークマン」の話題量も急上昇。実用性最強の上、安価な商品がファストファッションに新旋風を巻き起こし「ハンディファン」を超えるほどの話題量を記録しています。

    以上、今年のジャンル別急上昇ワードでしたが、みなさんいくつご存じでしたか?特にモノの流行に関しては、企業側も予期していなかったものが多かったのではないでしょうか。今後ますます「SNS」と「消費」は切り離せないものになっていきそうですので、SNSの声を収集・分析できる「ソーシャルリスニング」は要チェックと思われます!

    弊社でもソーシャルリスニングサービス「ソーシャルメディアアナリシス」を提供しておりますのでお気軽にご相談くださいませ。