こんにちは!イー・ガーディアン ソーシャルメディアチームです。
私たちは、日々SNSの声を調査・分析することで、企業のマーケティング活動・リスク検知等のサポートをしています。

今回は、前回に続き「パリオリンピック」ブログ第2弾です!

先日閉会式が行われ、幕を閉じたパリオリンピック。日本は計45個のメダルを獲得し、海外大会では最多記録を更新しました!オリンピックには魔物が住んでいると言われますが、今大会も涙あり、感動ありの目が離せない展開ばかりでした。夜更かししながらリアルタイムで楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

前回のブログでは開催前の注目競技をご紹介しましたが、今回はオリンピック期間中の話題量から、実際に注目度が高かった話題に焦点を当ててご紹介します。前回同様、注目競技ランキングも発表しますので、ぜひ最後までご覧ください!

■開催期間中、最も話題となっていたのは…!?

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※調査期間:2024年7月26日~2024年8月11日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率12.15%

開催期間中(7/26~8/11)の話題量を日別で見てみると、29日の話題量が最多となっていることが分かります。

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※調査期間:2024年7月29日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率12.15%

29日に絞って見ると、上記のグラフのようになっていました。大きく話題量が増加しているのは、主に各競技でメダルを獲得した時です。中でも話題量最多を記録したのは、総合馬術団体が92年ぶりのメダル獲得の瞬間でした。他にも、スケートボード女子ストリートの吉沢恋選手、柔道男子66キロ級の阿部一二三選手、フェンシング男子エペ個人の加納虹輝選手など、金メダル獲得が相次ぎました。個人的には、阿部一二三選手が「妹の詩選手の分まで」と2連覇を達成したことが印象的でした。

次に盛り上がりが大きかったのは30日です。スケートボード男子ストリートで堀米雄斗選手が7位からの大逆転で金メダルを獲得し、2連覇を達成!ラストトリックで97点をたたき出す “主人公っぷり” が話題となっていました。また、体操男子団体でも逆転で2大会ぶりの金メダルを獲得。逆転劇が続く1日となりました。

注目競技ランキング

ここからは、気になる注目競技ランキングの発表です。前回同様、各競技名をキーワードとして話題量(=投稿量)を調査し、投稿が多かったものでランキングを出しました!

前回発表した「開催前の注目競技ランキング」は以下の通りで、バレーボール・バスケットボール・サッカーと球技に注目が集まっていましたが、開催期間中の盛り上がりはどうだったのでしょうか?

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※調査期間:2024年1月1日~6月30日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む

開催期間中の結果はご覧の通りです。 開催前とは大きく異なり、柔道が1位、馬術が2位、射撃が3位という結果に!

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※調査期間:2024年7月26日~8月11日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト含む
※サンプリング率12.15%

ランキング1位の柔道では、混合団体の決勝で代表選へもつれ込んだ際、ルーレットの結果に八百長を疑うユーザーが多かったようです。この件で物議が醸されていたことも、話題量増加の一因になっています。

とはいえ、主な話題は、混合団体戦での銀メダル獲得、阿部一二三選手や詩選手に関する話題の拡散、各選手のメダル獲得時の盛り上がりなどでした。計8個のメダルを獲得した柔道は、今大会で最も注目を集めたと言っても過言ではないでしょう!

そして、「初老ジャパン」が92年ぶりのメダルを獲得し話題となった総合馬術が2位にランクイン。メダル獲得への祝福の声が多く寄せられました。また、今回のメダル獲得をきっかけに馬術が人気になることで、競走馬のセカンドキャリアが広がる事を望むユーザーも見られました。引退後の競走馬の可能性拡大にも繋がる重要な結果だったのかもしれません。

■開催前のランキング上位は…?

前回発表した「開催前の注目競技ランキング」で上位だった競技はどうだったのでしょうか。

1位だったバレーボールは、リポストを含めると6位という結果にとどまっていますが、リポストを除外したランキングで見ると2位に浮上しています。メダル獲得による速報投稿の拡散などはありませんでしたが、自発的に投稿するユーザーが多かったことがうかがえます。

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※調査期間:2024年7月26日~2024年8月11日
※調査媒体:X(旧Twitter)
※リポスト除外
※サンプリング率12.15%

特に盛り上がっていたのは男子バレーボールの準々決勝。人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」の主題歌が流れたことで、ファンもより一層熱くなりました。

惜しくもメダル獲得とはなりませんでしたが、パリオリンピック初の視聴率20%超えを記録するなど、注目度の高さは群を抜いていたようです。

同様に、前回2位と3位だったバスケやサッカーも上位にランクインしており、メダルの有無に関わらず開催前の注目競技も盛り上がりを見せていました。

■トレンド入りの海外選手

今回SNS上で最も話題となっていた海外選手と言えば…皆さんもご存知ですよね!射撃のトルコ代表、ユスフ・ディケチュ選手です。射撃競技用のゴーグルや耳当てなどの装備を付けない「無課金装備」であることから、「無課金おじさん」として一躍有名になりました。この選手はトルコの元軍人とのことで、今大会で銀メダルも獲得。さらに8月1日にはXのトレンド入りまで果たしています。

射撃は女子選手も話題となっていて、韓国のキム・イェジ選手の美貌と絵になるような射撃姿も注目されていました。

話題となった海外選手が多かった射撃は、上記のランキングでも3位となりました。海外選手の話題がここまで広がるのもSNSならではですね!

■おわりに

以上、開催期間中の注目競技の結果をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。やはりメダル獲得の話題は拡散されやすく、話題量が増加する傾向にありました。一方で、メダル獲得とはならずとも、リポストを除外すると “開催前の注目競技” が上位にランクインする結果に。メダル獲得にかかわらず、応援や感想を自発的に投稿するユーザーが多いようでした。

今回の調査でSNSからもオリンピックの熱狂が伝わりました!オリンピックは幕を閉じましたが、このブログではこれからも色んな話題で調査していきますので、ぜひお見逃しなく!

イー・ガーディアンのソーシャルリスニングでは 、今回のようなスポーツやイベントの盛り上がり状況だけでなく、多様なテーマでSNS上の話題を分析しています。企業の商品・サービスが「どのようなユーザー層で話題となっているのか」「どのような点に注目が集まっているのか」など、商品開発やPRのヒントも得ることができますので、もしご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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